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14 December

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22 November

Well$ / THE BL∆CK HE∆RTS CLUB / Youth Sounds

少しずつ熱を帯びつつあるノースカロライナ州はシャーロットのラップ・シーン。前回メモしたFraisや、その所属レーベルである<006 Set>周辺ともコラボする19歳(今は二十歳?)のラッパーにして、このシーンの命運を担っているようにも見えるホープ、それがWell$なのでしょうか。ミクステ『MTYSD: The Revenge of the African Booty Scratcher』はタイトルからしてコンシャスで、収録曲'Django'のヴィデオも同様。シャーロットに生まれながらもコンゴ民主共和国に住む祖母に育てられた移民としてのアイデンティティー、「白人からすれば黒人、でも黒人からすれば白人」という自己認識、そしてコンゴの公用語であるフランス語のラップを聴いて育ったという背景があるようです。

●Temporary Forever (Prod. Eric G.) / xxMONOLOGUExx (Prod. PGMW & THE BL∆CK HE∆RTS CLUB) / Posted on May 19, 2014


そして、この『MTYSD: The Revenge of the African Booty Scratcher』を聴きながら「腕のいいプロデューサーがいるなあ」と思っていたTHE BL∆CK HE∆RTS CLUBですが、なんとこのWell$も所属するグッド・ミュージック・コレクティブらしいのです。この曲なんてまるで全盛期のデ・ラ・ソウル、もしくはそれ以上の何かでしょう(限りなく生演奏っぽく聴こえるサンプリング??)。

●THE BL∆CK HE∆RTS CLUB - 'Girl Tell Me Something' / Posted on Oct 21, 2014


他のメンバーは、Well$のいとこにしてラッパー/プロデューサーでもあるAlec Lomami(コンゴ産のソロEPはヘンテコ・アフロ・ポップでマスト!)と、

●Alec Lomami - 'CLV (ft. Sammus & Badi Banx)' / released 30 April 2013


ニューオーリンズのシンセ・ポップ・バンドであるYouth Soundsのメンバー、Luchoのお二人。THE BL∆CK HE∆RTS CLUBとしても2015年にEP『Insomnia』をドロップ予定なのでこちらも期待でしょう。メモメモ。

●Youth Sounds - 'Before It's Too Late' / Posted on Nov 13, 2014


なお、彼らは拠点もバラバラで音楽の趣味も一見、バラバラです。あるメディアの取材において、結成の目的は「タイムレスな音楽を作ること」で、あなたたちはどこを拠点に活動してるのか?との質問に「インターネット」との回答。クーーール。
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21 November

Frais / Noel Figuereo / 006 Set

2014年はアトランタだ、みたいな話をし過ぎたので、2015年に繋がりそうな話題として、ノースカロライナ州はシャーロットのシーンにも少し触れておきます。中心らしい中心はおそらくまだ存在せず、まだまだあちこちで小さな風が立ちはじめている段階だと思います。まずはその震源の一つたり得るか、レーベル<006 Set>所属のラッパー、Fraisの最新ミクステ『Emerald Bay』をチェック(彼が主催なのか??)。

●Frais - 'IRL URL (The Beach) Ft LYNN KIENO' / Posted on Oct 27, 2014


イイっすね。アトランタのコレクティブ<Awful>周辺にも通じるダウナー、ダウンテンポ、低音フロウによる横ノリのバウンス。これまたトラップの新型の一種と言えますが、ミクステ内で中心的な役割を果たしているNoel FiguereoとPhantonNine3のビートに関しては、その次のレベルを見据えている気がします。Fraisの前作(と言っても2014年作)であるミクステ『Digital Flame』を聴いてもいいですが、Noel Figuereoのソロ・インスト作を聴いてみましょう。サンクラには「芸術とは、自発性の錯覚である」との日本語表記あり。

●Noel Figuereo - 'Summer in rio' / Posted on Jul 14, 2013


これだけでは分かりづらいですが、ものすごく大ざっぱに言うとカニエの『Yeezus』や<UNO NYC>周辺の動きに啓示を受けた連中、というのが音から想像されるバックグラウンドなのですが、サマー&アーバンなセンスもあり、まだまだポテンシャルは未知数。こういうスムース・インダストリアルみたいなムードもどこまで新鮮さを保てるか。一方のPhantonNine3はググっても情報が出てこないので、これをチェック。

●Frais - 'The City' / Posted on Oct 27, 2014


次回はここでフィーチャリングされている地元のラッパー仲間から視界を広げてみましょう。
15 November

Issa Gold / AK / The Underachievers

いわゆるミックステープを追いかけはじめたのは2012年のことです。当時は本当に、誰もが知ってる話題作だけをただ闇雲に聴いているというだけで、点が点として存在しているだけの状態でした。2013年の後半ごろになり、蓄積の量も増えたところで、点と点が線となり、その背後にあるシーンらしきものの温度を感じられるようになりました。ツイッターで転がってきたJoey Bada$$の『1999』にぶっ飛んだのは2012年でしたが、その背後にあるもに気付いたのは、CJ Flyの『Thee Way Eye See It』と出会い、ここが繋がっていることに気付いた時でした。そして、自分は知らぬうちにニューヨーク産のミクステをけっこう落としていたんだなと。

●The Underachievers - 'Chrysalis' / Posted on May 6, 2014


<Beast Coast>と呼ばれる、Pro EraPhony PplFlatbush Zombies、そしてThe Underachieversといった、新世代ラッパー/プロデューサーたちによるニューヨークの復権をかけた緩やかな連帯の機運があったと、そこで知りました。遅すぎますが、気付けただけでも良かったか。Issa GoldAKのコンビによるThe Underachieversの『Indigoism』を2013年のベストに挙げていた人がタイムラインにいたのですが、その意味が今年になってようやく分かったという・・・。しかもこのThe Underachievers、<Brainfeeder>の所属ですからね。早く気付けよ、っていう。でも、こういう線が埋もれてしまうくらい、気になる作品が溢れているのがミクステを聴くという行為なのです。

●Issa Gold - 'Lions Can Fly [Prod. By Thundercat]' / Posted on Jul 27, 2014


今年は、この二人がソロでミクステを出しているので、僕のような迷子をひとりでも減らすためにメモっておきます。全体的に、これまでこのブログで取り上げてきたミクステ群に比べて、極めて「正統派」な印象を持たれると思いますが、その分、これからミクステ開発を始めようという人には絶好のスタート地点とも思います。流石はニューヨーク。強いて言えば、Thundercat参加曲もあるIssa Goldの『Conversations With A Butterfly』にはドリーミー/サイケデリック志向が、AKの『Blessings In The Gray』にはトラップなどのメイン・ストリーム志向があるような気がします。個人的にはIssa Goldのソロをもっと聴いてみたいかな。

●AK - 'Sun Child ( Prod. by Dreamrite)' / Posted on Jul 27, 2014
14 November

Towkio / Brian Fresco / Tree

ミクステを聴くよりダウンロードしている時間の方が長い人の話によると、2013年はニューヨークの年だったと言われています。いわゆる<Beast Coast>周辺の動きですよね。そして、2013年後半から2014年にかけては、その注目がニューヨークからシカゴへと移った気がします。いわゆる<SAVEMONEY>周辺とか、Drillのシーンですね。そして、2014年の中盤以降はRome FortuneiLoveMakonnen、そして<Awful Records>周辺といった具合に、完全にアトランタの一人勝ちといったムードだったわけですが、シカゴやニューヨークの2014年ってどんな感じだったのかね?という話を、二回にわけてしようと思います。まずはシカゴ。Chance The Rapper擁する<SAVEMONEY>周辺の2014年をチェックしておきます。まずはTowkioのEP『HOTCHIPS N CHOPSTIX』を聴きながらメンバー確認。ウィキがないっぽいので不安ですがだいたいこんな感じです。

●Towkio - 'Abstract (prod. A Billion Young)' / Posted on Apr 8, 2014


・Chance The Rapper(twscele-king
・Vic Mensa(twscele-king
・Joey Purp(tw、sc?)
・Dally Auston(twsc
・Kami de Chukwu(tw、sc?)
・Caleb James(twsc
・Tokyo Shawn a.k.a Towkio(twsc
・Brian Fresco(twsc
・Nico Segal a.k.a Donnie Trumpet(twsc

完全に違うレベルへと突入したチャンス(年内にアルバム!?)に象徴されるように、<SAVEMONEY>周辺はソウルを大事にしているなという印象を持っているわけですが、同郷のA Billion YoungプロデュースのこのEP『HOTCHIPS N CHOPSTIX』も、ジュークやハウスのバウンシーなビートを取り込みつつ、古き良きソウル・ミュージックのフレーバーをきちんと表現しています。そういう意味では、Brian FrescoのEP『SoulMoney』も素晴らしいですよね。いずれもフリーダウンロードのミクステなので落としておいて損はありません。

●Brian Fresco - 'My Niggas (ft. Tree)' / Posted on Sep 25, 2014


で、この界隈で2014年の年間ベスト候補と言えば、この『SoulMoney』のメイン・プロデューサーである、同郷シカゴのラッパー兼プロデューサーのTree(twsc)によるミクステ、<Scion AV>のホスティングでリリースされたEP『THE @MCTREEG』でしょう。これにはショックを受けました。この一曲にすべてが象徴されていると思います。

●Tree - 'Probably Nu It' / Posted on Jan 7, 2014


このTreeのソウルフルな歌声は、もっとも輝いていた頃のTV on the Radioを思い出させます。本人の言葉を借りるなら「Soul Trap」。たしかに。地味ですが、そのぶん長く聴ける一枚だと思います。年間ベストの選考に加えてみては?
14 November

Cherub / 100s / Fool's Gold

ポップなものを聴いててバカにされるの、ツラいですよね。でも俺、シザー・シスターズとか大好きだし、超時代遅れなナッシュビルのエイティーズ・ポップ・デュオ、Cherubも好きなんです。name your priceな2013年のEP『100 Bottles』なんて、タワレコの店内放送で問い合わせが一日50件は期待できますよね。曲名によく「Disco」が付くのもポイント高いです。

●Cherub - 'Disco Shit' / Posted on Apr 8, 2014


そんな彼ら、先日の更新トピックであるPell早速フィーチャリングしていたり、ヒップホップとの相性も良好なようです。「おや?」と思ったのが、年間ベスト・ミクステ候補である<Fool's Gold>からな100sの『IVRY』(フリーダウンロード)を聴き返していたときです。この曲でフィーチャリングされてるCherub、音的には完全に一致ですが、彼らなんでしょうか?だとしたら面白いかも。

●100s - 'Different Type Of Love (feat. Cherub)' / Posted on Mar 6, 2014


この100sは92年生まれのカリフォルニアのラッパーで、「ミックステープ時代のプリンス」というか、「フリーダウンロード時代のマイケル」というか、いわば「ひとりOutkast」状態のファンク野郎です。サンプリング元の年代がたぶん、流行りとずれてます。こういう才能をフックアップするあたり、<Fool's Gold>のセンスが光っていますよね。先日の更新トピックであるミクステ『Ghetto Cuisine』にも参加してるしね。

●100s - 'Slide On Ya' / Posted on Mar 6, 2014


言うことなし。ベスト10入りは確実でしょう(トラップ・アレンジの曲は余計だけど)。