忍者ブログ
01 May

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

22 November

Well$ / THE BL∆CK HE∆RTS CLUB / Youth Sounds

少しずつ熱を帯びつつあるノースカロライナ州はシャーロットのラップ・シーン。前回メモしたFraisや、その所属レーベルである<006 Set>周辺ともコラボする19歳(今は二十歳?)のラッパーにして、このシーンの命運を担っているようにも見えるホープ、それがWell$なのでしょうか。ミクステ『MTYSD: The Revenge of the African Booty Scratcher』はタイトルからしてコンシャスで、収録曲'Django'のヴィデオも同様。シャーロットに生まれながらもコンゴ民主共和国に住む祖母に育てられた移民としてのアイデンティティー、「白人からすれば黒人、でも黒人からすれば白人」という自己認識、そしてコンゴの公用語であるフランス語のラップを聴いて育ったという背景があるようです。

●Temporary Forever (Prod. Eric G.) / xxMONOLOGUExx (Prod. PGMW & THE BL∆CK HE∆RTS CLUB) / Posted on May 19, 2014


そして、この『MTYSD: The Revenge of the African Booty Scratcher』を聴きながら「腕のいいプロデューサーがいるなあ」と思っていたTHE BL∆CK HE∆RTS CLUBですが、なんとこのWell$も所属するグッド・ミュージック・コレクティブらしいのです。この曲なんてまるで全盛期のデ・ラ・ソウル、もしくはそれ以上の何かでしょう(限りなく生演奏っぽく聴こえるサンプリング??)。

●THE BL∆CK HE∆RTS CLUB - 'Girl Tell Me Something' / Posted on Oct 21, 2014


他のメンバーは、Well$のいとこにしてラッパー/プロデューサーでもあるAlec Lomami(コンゴ産のソロEPはヘンテコ・アフロ・ポップでマスト!)と、

●Alec Lomami - 'CLV (ft. Sammus & Badi Banx)' / released 30 April 2013


ニューオーリンズのシンセ・ポップ・バンドであるYouth Soundsのメンバー、Luchoのお二人。THE BL∆CK HE∆RTS CLUBとしても2015年にEP『Insomnia』をドロップ予定なのでこちらも期待でしょう。メモメモ。

●Youth Sounds - 'Before It's Too Late' / Posted on Nov 13, 2014


なお、彼らは拠点もバラバラで音楽の趣味も一見、バラバラです。あるメディアの取材において、結成の目的は「タイムレスな音楽を作ること」で、あなたたちはどこを拠点に活動してるのか?との質問に「インターネット」との回答。クーーール。
PR