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30 April

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15 November

Issa Gold / AK / The Underachievers

いわゆるミックステープを追いかけはじめたのは2012年のことです。当時は本当に、誰もが知ってる話題作だけをただ闇雲に聴いているというだけで、点が点として存在しているだけの状態でした。2013年の後半ごろになり、蓄積の量も増えたところで、点と点が線となり、その背後にあるシーンらしきものの温度を感じられるようになりました。ツイッターで転がってきたJoey Bada$$の『1999』にぶっ飛んだのは2012年でしたが、その背後にあるもに気付いたのは、CJ Flyの『Thee Way Eye See It』と出会い、ここが繋がっていることに気付いた時でした。そして、自分は知らぬうちにニューヨーク産のミクステをけっこう落としていたんだなと。

●The Underachievers - 'Chrysalis' / Posted on May 6, 2014


<Beast Coast>と呼ばれる、Pro EraPhony PplFlatbush Zombies、そしてThe Underachieversといった、新世代ラッパー/プロデューサーたちによるニューヨークの復権をかけた緩やかな連帯の機運があったと、そこで知りました。遅すぎますが、気付けただけでも良かったか。Issa GoldAKのコンビによるThe Underachieversの『Indigoism』を2013年のベストに挙げていた人がタイムラインにいたのですが、その意味が今年になってようやく分かったという・・・。しかもこのThe Underachievers、<Brainfeeder>の所属ですからね。早く気付けよ、っていう。でも、こういう線が埋もれてしまうくらい、気になる作品が溢れているのがミクステを聴くという行為なのです。

●Issa Gold - 'Lions Can Fly [Prod. By Thundercat]' / Posted on Jul 27, 2014


今年は、この二人がソロでミクステを出しているので、僕のような迷子をひとりでも減らすためにメモっておきます。全体的に、これまでこのブログで取り上げてきたミクステ群に比べて、極めて「正統派」な印象を持たれると思いますが、その分、これからミクステ開発を始めようという人には絶好のスタート地点とも思います。流石はニューヨーク。強いて言えば、Thundercat参加曲もあるIssa Goldの『Conversations With A Butterfly』にはドリーミー/サイケデリック志向が、AKの『Blessings In The Gray』にはトラップなどのメイン・ストリーム志向があるような気がします。個人的にはIssa Goldのソロをもっと聴いてみたいかな。

●AK - 'Sun Child ( Prod. by Dreamrite)' / Posted on Jul 27, 2014
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