ポップなものを聴いててバカにされるの、ツラいですよね。でも俺、シザー・シスターズとか大好きだし、超時代遅れなナッシュビルのエイティーズ・ポップ・デュオ、Cherubも好きなんです。name your priceな2013年のEP『100 Bottles』なんて、タワレコの店内放送で問い合わせが一日50件は期待できますよね。曲名によく「Disco」が付くのもポイント高いです。
●Pell - 'Runaway [Prod. by Tomas Barfod & Jeppe Kjellberg]' / Posted on May 20, 2014
なんていうか、Youth LagoonとDrakeを同時に聴いてるような甘さですよね。Chance The Rapperのメロウ・バージョンというか。2012~13年にリリースしたEPサイズのミクステ2作ほどはすでに削除されてますが、2014年の正式なデビュー・ミクステ『Floating While Dreaming』は、公式サイトより「iTunes | Spotify | Free Download」の選択式でのリリースになっていますのでお試しあれ。なお、Tomas Barfodは<Secretly Canadian>からな自身のソロ・アルバムでもフィーチャリングするほど気に入っている様子。不勉強なものでぜんぜんチェックしていなかったけど、母体であるWhoMadeWhoもいまこういう感じなんですね。
●WhoMadeWho - 'Heads Above' / Posted on Feb 24, 2014
ここまでメロウだと好みがハッキリわかれそうですが、人目を気にせず自分の好きなスタイルを貫いてる感じは好感が持てます。ジャケもお洒落だしね。で、この落ち着きっぷりをからかうように「あなたのスタイルはニューオリンズバウンスへの反発なのか?」と質問されても「いや、ニューオリンズバウンスは大好きだよ」と答える大人な(?)一面もあり。ミクステ『Floating While Dreaming』には「信じ続けよう、夢を見続けよう」というコメントの残しています。
●Galimatias & Joppe - 'One Step Back (Ft. GoldLink)' / Posted on Feb 13, 2014
<Soulection>との関係が現在どうなっているかはちょっとリサーチが行き届かないんですけど、続くミクステ『The God Complex』(現在は有料化されてます)にて、「フューチャー・バウンス」と銘打つサウンドを確立。<Soulection>的なソウルフルなフレーバーはそのままに、よりクラブ・ミュージック的な出音とビートのバネを持ったプロダクションが最高にクールです。「フューチャー・バウンスというスタイルが明確に定義されたわけではないけれど」と断りつつ、Montell Jordanの'This Is How We Do It'的な音を現代的にアップデートする方向性らしいです。
●GoldLink - 'Ay Ay' / Posted on Apr 1, 2014
『The God Complex』のビート面を支えるのは、<Soulection>のLakimが参加するなどのニュースはありつつも、基本的な無名のプロデューサーたちです。単純に曲数で言えばLouie Lasticの存在感が大きいですが、個人的に気になったのはリトアニアのFingalick。GoldLinkとはウェブやeメールだけの繋がりと言うから、今っぽくて面白いですよね。直近では'Entrance Theme VIP'というコラボもありますし、Without Lettersというインディー・バンドのメンバーでもあるそうですが、ソロ名義のサンクラがおススメです。その他、詳しいことはこちら。
I Love iLoveMakonnen! 僕らはこのラッパーのことを、まずその声で記憶することになるでしょう。昨年のChance The Rapperがそうだったように。iLoveMakonnenに関しては、歌う時の高音もかなり個性的だけど、年齢を疑いたくなるほど紳士的な低音のフロウは、一度でも聴いたら嫌でも記憶に残ってしまうはず。すごいタレントだと思います。特に最新のミクステにしてセルフ・タイトル作『ILoveMakonnen』がピッチフォークやタイニー・ミックスなどの有力メディアでも絶賛されているので、文脈も関係なしに「とりあえず聴いてみた」という人は多いはず。公式ホームページからこれまでのディスコグラフィーのほぼすべてがフリーダウンロード可能なので僕もそこで全部落とした口です。
●iLoveMakonnen - 'Club Goin Up On A Tuesday' / Posted on Jul 2, 2014